上色見熊野座神社

伊邪那岐命、伊邪那美命、石君大将軍を祀ります。参道には、100基近くの灯篭が並び壮観です。神殿後方の穿戸岩には、健磐竜命の従者鬼八法師が蹴破ったといわれる縦横10メートル以上の大風穴(穿戸岩(うげといわ))があります。

「穿戸岩」は巨大な岩山を大きな風穴が貫いていることから、どんなに困難な目標でも必ず達成できる象徴として『合格・必勝』のご利益があると評判です。

また、神社の御神木「なぎ」は「凪」に繋がり、波風を鎮めること、さらには葉脈のない葉の特徴から、縦には簡単に裂けるものの横に引きちぎろうとすると相当の力が必要なことから、昔から男女が『縁が切れないように』とお互いになぎの葉を身につけたり、嫁ぐ娘に母親が持たせることもあったそうです。

さらには、男女のご縁だけではなく大切な人とのご縁を結ぶことから『商売繁盛』にも通じる大変縁起のよい木です。

【里俗】穿戸権現(ウゲトゴンゲン)

【祭神】伊邪那岐命(イザナギノミコト)、伊邪那美命(イザナミノミコト)

【由緒】
 阿蘇大明神の荒神、石君大将軍八葉の兜の中に出現の二神は、熊野大神也と云える伝説によりて、社殿を建立せる処に、大島二羽来たり、神献すべき榊の枝を咥持ちて、東麓を指して飛び行き、洞窟の在る処に止まりたれば、その処に一社建立熊野穿戸社と崇め、南郷の総鎮守として祭祀し来たる。

【なぎ(椰)の葉】
 熊野三山(那智大社、速玉大社、本宮大社)における熊野権現の御神木でもあり、その葉に魔よけの力があると信じられたことから、昔から熊野詣の帰りに持ち帰る旅人も多く、帰りの道中を守護してくれるお守りとしても用いられました。ナギは凪に繋がり、波風を鎮めること、葉脈のない葉の特徴から(横方向に筋がありません)縦には簡単にさけるものの、横に引きちぎろうとすると相当の力が必要です。このことから昔から男女が『縁が切れないように』とお互いになぎの葉を身につけたり、鏡の裏にそっとしのばせてお守りとしてきました。
 また嫁ぐ娘に母親が持たせることもあったそうです。男女のご縁に関わらず、大切な人とのご縁を結ぶなぎの木は、人と人とのご縁を結ぶことから『商売繁盛』にも通じる大変縁起のよい木なのです。
 ちなみに『千早ぶる くまのゝ宮の なぎの葉を かわらぬ千代の ためしにぞ折る』は、新古今和歌集の選者の一人、藤原定家の和歌です。(現地案内板より)